
【開催レポート】第50回沖縄の産業まつり 中央会ブース出展者向け講習会「産業まつりを10倍活かす!AIでつくる売れる販促」
キーボードは叩かない。スマートフォンに向かって語りかけるだけで、通りすがり客の心を一瞬で掴むキャッチコピーやシズル感あふれるPOPがその場で産声をあげる―。
沖縄県中小企業団体中央会(以下、中央会)は令和8年10月1日(木)、第50回沖縄の産業まつりの中央会ブース出展事業者および組合関係者を対象としたAI講習会を開催いたしました。
弊社BrandBuddyz合同会社代表の照屋がセミナー講師を務めました。
GoogleのAI、GeminiとGeminiNotebookを活用した販促企画の立て方、マーケティングの考え方、AIの具体的な活用ノウハウを出展事業者様向けにレクチャーいたしました。
約28万人が来場する県内最大級のイベント「沖縄の産業まつり」本番を控え、生成AIを単なる作業効率化の道具ではなく、売上・販路開拓・顧客獲得を最大化する「最強の販促パートナー」として使いこなす実践ワークショップを実施。
熱気に包まれた当日の講習模様と具体的な成果をレポートします。

1. 開催概要(イベント情報)
項目,内容
催事名:第50回沖縄の産業まつり 中央会ブース出展者向け講習会
講習テーマ:産業まつりを10倍活かす!AIでつくる売れる販促
日時:令和8年10月1日(火)14:30〜16:30
会場:西洲卸団地ホール(※Zoomによるオンラインとのハイブリッド開催)
主催:沖縄県中小企業団体中央会
講師:BrandBuddyz合同会社 代表社員 照屋 寛樹
対象者:第50回沖縄の産業まつり 中央会ブース出展事業者および組合関係者
2. 開催目的と背景:AIを身近な「販促パートナー」へ
人手も時間も限られる中小企業・小規模事業者にとって、大規模な展示会やイベントへの出展準備は想像以上の重労働です。
多くの事業者が「展示前は看板やのぼり旗などの準備で手一杯になり、当日は名刺交換やチラシ配りに追われ、展示後は疲弊して顧客フォローまで手が回らない」という「展示会マーケティングの罠」に陥りがちです。

本講習会は、産業まつり出展を「一発のお祭り騒ぎ」で終わらせず、確実な 売上・販路開拓・顧客獲得 の好機に変えるために企画されました。
- 「難解なITツール」から「頼れる相棒」への意識改革
AIを専門的なテクノロジーや単純な作業代行ツールとしてではなく、自社商品に眠る「本当の強み」をAIとの対話(壁打ち)によって引き出し、その魅力を「見つける・伝える・広げる」ための伴走パートナーとして再定義しました。 - 「前・中・後」マーケティング全体の戦略的設計
出展前(集客の仕掛け作り)、出展中(足を止めさせるアプローチ)、出展後(即座の自動顧客フォロー)という展示会マーケティングの3プロセス全体を、「まつりが始まる前にセットで設計しておく」ことの重要性を共有。AIを活用することで、人的リソースの限界を突破する手法を提示しました。
3. 実践重視の講習内容(スマホで動かすAI販促)
講習会は座学中心の講義ではなく、受講者が各自のスマートフォンを手に取り、その場でAIを動かして成果物を生み出す超実践型ワークショップとして進行しました。お題のゴールドのりんご作成や、ビーチでの撮影風画像など、受講生はスマホの音声入力で素敵な画像を作成しました。
3-1. タイピング不要!「スマホ音声入力」によるハードル低下
「パソコン操作やキーボード入力(タイピング)が苦手」という現場の事業者でも即座にAIを使いこなせるよう、講習は「スマートフォン+音声入力」を徹底して採用しました。画面上のマイクボタンをタップし、普段の話し言葉でスマホに語りかけるだけでプロンプト(AIへの指示文)が入力されます。文字入力のストレスから解放された受講生からは、「これなら車での移動中や作業の合間にもAIに指示を出せる」と歓声があがりました。
3-2. 展示中:通りすがり客を「0.5秒」で惹きつけるキャッチコピー生成
大混雑の会場で、来場者がブース前を通り過ぎる時間はわずか「0.5秒」。その一瞬で足を止めさせるキャッチコピー作成の手法が伝授されました。本講習では、AIに複数の人物像(ペルソナ)やヒット商品を手掛けた一流コピーライターの役割を与え、AI内部で議論させる「井戸端会議プロンプト」を導入。


ターゲット層の悩みを深掘りし、15文字以内の強烈な短文へ凝縮させる実践例が示されました。
3-3. 視覚効果を高めるGemini画像生成POP & NotebookLM活用
- Geminiによるシズル感POPとデザイナーへの明確な指示作成:
鉄板から立ち上る湯気や肉汁の質感を表現したポスター画像をGeminiで即座に作成。さらに、大型のA1ポスターやのぼり旗を作成する際、デザイナーへ発注するイメージ画像や指示文(プロンプト)をAIで作るノウハウを共有。発注者とデザイナー間の認識ギャップによる修正のラリー(無駄な試行錯誤)を激減させる活用法が示されました。 - Gemini Notebook(NotebookLM)による「強み」と「伝統」の言語化:
自社のPDF資料や過去の実績データを読み込ませ、事実に基づいた情報を出力させるGoogleの最新AIを活用。
4. 当日の会場風景と受講事業者の反応
会場の「西洲卸団地ホール」には現地受講者が集結したほか、石垣島など離島の事業者もZoomで参加するハイブリッド形式で実施されました。スマホにAIアプリが入っているか?
- 今週、AIに何か質問をしたか?
- AIに自社の資料を読ませたことがあるか?会場の挙手状況から受講生の習熟度レベルを把握した講師は、その場で講義進行を柔軟に切り替えるライブ感溢れるファシリテーションを展開しました。
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- レベルA(挙手が少ない場合): アプリのログインやマイクボタンのタップ操作から伴走し、基礎プロンプトの実践へ。
- レベルB(1問目のみ挙手): アプリ準備を短縮し、自社資料を読ませるNotebookLMや高度なプロンプト実践へシフト(※当日の標準レベル)。
- レベルC(全問挙手): 高度なワークフロー自動化や戦略設計に特化。机間巡視では、受講者1人ひとりのスマホ画面を横から覗き込み、アカウントログインや音声入力の手順を丁寧にサポート。最初は「AIなんて自分に使えるだろうか」と硬い表情を浮かべていた事業者が、自分の声で吹き込んだ指示から瞬時にプロ並みの画像やキャッチコピーが出力された瞬間、ぱっと笑顔に変わり、夢中でスマホに向かって語りかける熱気に包まれました。
5. 今後の展望とまとめ:お祭りをきっかけに「本業拡大」へ
本講習会が受講者に伝えた最も重要なコアメッセージ、それは「産業まつりで終わりではない」ということです。出展事業者は、今回作成した事前準備物(AIキャッチコピーやPOP)を10月の「第50回沖縄の産業まつり」本番で実践投入し、ブース前での集客・接客、そしてイベント直後の迅速な顧客フォローへと繋げていきます。
そして本当のDX(デジタルトランスフォーメーション)は、まつりの後に始まります。
【講習会の核心メッセージ】
アナログな現場で培ってきた職人技や独自の強みを持つ事業者ほど、自社の魅力を「言葉」にするのが苦手な傾向にあります。しかし、動画撮影や音声入力を通じてAIに自社の技術や対応ノウハウを読み込ませれば、AIがそれを言葉・マニュアル・視覚コンテンツへと変換してくれます。「アナログな強み×AIの言語化力」の掛け合わせこそが、中小企業が目指すべきDXの真髄です。
沖縄の産業まつりをきっかけとして手に入れたAIマーケティングの手法は、日常の営業活動や新商品開発、自社の技術継承、ひいては本業全体の拡大・持続的発展を支える強力な武器となります。BrandBuddyzは、今後も県内中小企業・小規模事業者のDX推進と、生成AIを活用した売上拡大・販路開拓の挑戦を全力で支援してまいります。


















